古雜文庫

図書カード

板垣鷹穗:機械美の誕生

表 題 機械美の誕生
著 者 板垣鷹穗
底 本 新藝術論システム第五卷「機械藝術論」(1930年5月28日 天人社刊)
初 出 『都新聞』(1930年1月5〜8日)
更新日 2022/02/10

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 新しく誕生した文化は、敵意を以て迎へられるのが常である。然し彼には、支配者として活動するための「新しい時代」が、必ず約束されてゐる。
 文化價値の大系は、決して閉されたる大系であつてはならない。常に開かれたる大系でなければならない。價値大系の內容は、歷史の展開と共に新たなる價値を包括しながら、常にその豐富さを增しつゝある。
 人間は「機械」を發見した。「機械」は先づ破壞するものとして働きはじめた。然し間もなく、建設するものとしての新たなる營みに向ひはじめた。
 否定より綜合へ——此處にもまた吾々は、歷史の深い攝理を觀るであらう。